| 岡山県地域人権運動連絡協議会 | 全国人権連 |

「岡山県財政危機宣言」におもう

08年06月9日 yoshioka

突如として行われた石井正弘岡山県知事の「財政危機宣言」。知事は「財政危機宣言」の中で、「岡山県は平成9年以来、3次にわたる行財政改革に取り組み、一定の改善をしたものの、構造的に約400億円の規模で毎年の収支不足が見込まれ、財政再生団体に転落するという最悪の事態を回避し、持続可能な財政構造を確立するため、県民サービスにも十分留意するとした上で、①行政の守備範囲そのものの見直し、②官民の役割分担、③県と市町村との役割分担といった視点から、あらゆる事業をゼロベースで見直す(要旨)」、としています。
県民サービスに充分留意というものの、この間、財政困難を理由に圧縮または廃止された各種公費補助制度の多くは県民生活に直結している課題が多くを占めていることから問題は深刻です。

財政危機宣言では触れられていませんが、県財政の悪化に原因には、宣言にあった交付税の減額などの収入不足だけでなく、この間の苫田ダム、足守川パイプライン、吉備高原都市、チボリ公園問題などに象徴される「大型事業」への財政投資とともに事業継続のための維持運営費や利子の支払い額の多さにあるのでは。

またも単県医療費公費補助制度などの水準圧縮や個別中身の廃止がないようにしてもらいたいものです。

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映画「花の夢」-ある中国残留婦人-上映決定

08年06月4日 yoshioka

7/5(土)岡山市医療生協コムコムとソワニエ看護専門学校で映画「花の夢」上映を実行委員会形式で取組むことになりました。

表面裏面この映画は栗原貞子さんという一人の中国残留婦人の半生を追いながら、先の戦争のことや、なぜ中国に置き去りにされたのか、友はなせ゜死ななくてはならなかったのか、そんなことを考えさせる作品となっています。お問合せは日中友好協会まで。

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水俣病不知火患者会全国オルグ団の来所

08年05月27日 yoshioka

半世紀が過ぎてなお「水俣病訴訟」はまだ終わっていないことを全国の人々に知ってもらいたいと、5/24はるばる熊本県水俣市から「水俣病不知火患者会」のメンバーと原告団を支える若い弁護士等4名が宣伝カーで岡山県入り。

岡山県内では公害病ということで以前から親交の深い水島がある倉敷市を訪問したとのこと。

オルグ団の人たちは、「全国的に水俣病訴訟は終わっているという認識が強いようだけど、実は水俣病の根源である汚染物質が除去されておらず、新たな発症者・患者が30才代でもはじまっているなかで、第5次訴訟に発展している」ことを説明してくれました。

オルグ団の人たちは、全ての水俣病患者の救済を求め裁判を闘っていることを全国各地の人々に知ってもらいたいと5/15に熊本県庁を出発し、第8次行動(最終7/4、北海道)まで頑張るとのこと。

★「みなまた現地調査」実行委員会主催の「現地調査」が8/23(土)12時~翌24日12時まで水俣市・芦北町・出水町で行われる。

★水俣病/公害の原点ともいわれる水俣病は、熊本県水俣市にあるチッソ株式会社の工場排水に含まれる有機水銀によって汚染された魚介類を食べることで引き起こされた大規模な食中毒事件です。排水規制や漁獲禁止などの措置がとられなかったため、汚染は不知火海一円に拡大し、その被害の裾野は現在に至るまで検証されていません。患者さんたちの闘いは今も続いています。[水俣病スライド]

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子どもたちの歓声や笑顔が印象的だった「さくら会館まつり」

08年05月19日 yoshioka

5/18 県下人権連関係組織の総会(大会)が岡山市(人権岡山、岡西公民館)・津山市(津山南小学校)・矢掛町(町農村環境改善センター)で行われました。

まつり一こま

まつりの一こまその2

このうち、津山では「社団法人さくら会館」「人・つやまネット」「さくら介護センター」の共催による「さくら会館まつり(総会)」が開催されました。体育館で行われた第2部の「まつり」には会員や周辺地域の人たちも含めて約400人が参加。 続きを読む »

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新刊紹介「どうする国有林」

08年05月14日 yoshioka

笠原義人,香田徹也,塩谷弘康共著
(リベルタ出版 08.5.12第1刷)定価\1,680(本体\1,600)
★取扱[新日本書籍] http://shin-okayama.com/?page_id=151
表紙

「行政改革」の名のもと、解体・分割されようとしている国有林。世界各国で大規模な森林伐採やゴミの最終処分場としての埋め立てが、地球環境を破壊していると研究者たちが嘆き、CO2削減問題ともリンクして環境保全が21世紀に暮らす私たちの大きな課題となっている。
国土を保全し、林産物を供給し、山間地の産業を振興し、住民の福祉の向上に寄与してきた国民の共有財産が危うい。日本の貴重な森林資源を次世代へ確実に手渡すために、私たちはいま何をなすべきか?。この本は、そういった問題を身近な国有林の課題とあわせて提言している。

以下は目次です 続きを読む »

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