24年02月7日 yoshioka
地域人権運動岡山市連絡会(人権岡山、竹内嘉寿子代表)主催の映画「橋のない川」第2部の上映会が3月2日土曜日午後1時30分から岡山県立図書館2階デジタル情報シアターで開催されます。一般500円(学生、障害者無料)
人権岡山は昨年秋に人権と文化のつどいで、「橋 のない川」第1部を同会場で上映し、多くの皆さんから第2部の上映を希望する声が人権岡山事務局に寄せられた結果、今回の上映会の開催となりました。
この映画は、1969年「橋のない川」の後編として制作されたものです。作家の住井すゑ さん原作、今井正監督作品です。
チラシ
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24年01月10日 yoshioka
1月1日16時過ぎの石川県能登半島地震M7.6(最大震度7)とその後発生した津波や火災で石川県能登半島など甚大な被害が発生しました。日を追うにつれ被害の実相が明らかになり、8日午前9時時点で、石川県で死者180人、安否不明者120人。また24の集落3,300人以上が救援要請、避難者2万8,000人以上ともいわれる状態が続いています。
こうした中で、岡山県人権連とNPO法人地域人権みんなの会は、9日午前11時から12時までの1時間、岡山駅西口さんすて前で緊急募金を訴える支援活動を展開しました。中島純男氏(県連議長・みんなの会会長)をはじめ全体で8名が取り組みに参加して募金箱やチラシを配布。
中島議長(みんなの会会長)は、マイクを手に往来する人たちに被災地の状況を知らせ義援金の訴えを行いました。小さな小学生や中学生、高校生、お年寄りや買い物に来ていた女性などが立ち止まり、募金箱に次々と義援金を入れて下さいました。約1時間で3万482円の義援金が集まり、即日、石川県の能登半島地震災害義援金受付宛てに全額送金しました。
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24年01月2日 yoshioka
1月1日、新しい年のはじまりです。しかし、能登半島地震や2日の航空機追突炎上など、どんな年になるのか心配です。
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23年10月15日 yoshioka
新型コロナウイルス感染拡大により見送られてきた全国人権連主催の第16回地域人権問題全国研究集会が10月12日、13日の両日、名古屋市で開催されました。4年ぶりの開催。12日の全体集会は、豊臣秀吉の生誕地である中村公園内の中村小劇場ホールに450人が参加して、丹羽徹龍谷大学教授の記念講演等が行われました。
主催者を代表して、吉村駿一代表委員は、「水平社宣言から100年、逆流はあるものの社会問題としての部落問題は解決の段階に至りました。いま岸田内閣は憲法改悪と最大の人権侵害である戦争する国づくりを進めていますが、『人の世に熱あれ、人間に光あれ』の叫びは100年を経て悪政のもとでもなお、生命力を発揮しています」と挨拶。
全体会では、記念講演の前に特別報告として、丹波正史代表委員が「愛知県水平社の意義と教訓」と題して、全国的視点からの教訓と愛知県の課題等について報告しました。
基調報告では、新井直樹事務局長が「部落問題をめぐる諸課題」として、「包括的差別禁止法」「部落差別解消法」と教育・啓発、大阪府の人権意識調査の分析等を報告しました。
丹羽徹龍谷大学教授が「民主主義の成熟、平穏に生活する権利、表現の自由をめぐって」と題して記念講演を行いました。講師は、この3つのテーマはいずれもある種の「危機」的状況にあると述べ、日本の民主主義をめぐる状況に大きくかかわっていると指摘し、平穏な生活を送るとは、「人間らしく生きる」上で、平和的生存権の対極にあるのが、戦争であり、暴力であり、貧困であると事例を挙げながら解説しました。その上で、プライバシー(人格)権を脅かすものとして、権力の私生活への介入はいま問題となっている「マイナンバー」制度の義務化等があると指摘。民主主義との関係では、多数決が民主主義だと誤解している人がいるが、様々な意見をたたかわせることによってよりよい解決策を見出すことがより重要だと強調。政治が憲法を語らず、政策決定の理由も語らない、国民に説明しない状況であり、民主主義の危機だと問題提起を行いました。
表現の自由は民主主義に不可欠だが、部落地名裁判で東京高裁判決は「差別されない権利」を認めたが、権力による統制(規制判断)は個別具体的でなければならないと指摘しました。
民主主義は、言論活動によって鍛えられるものであり、みんなで決める過程こそがそれにあると述べ、いま日本はアメリカ軍と一緒に「台湾有事」等を想定して国内の自衛隊基地等を強化している。日本そのものが戦場になるかも知れないとの想定であり、平和が危機にあると講演を締めくくりました。
記念講演後には、外国人高齢者と介護の橋渡しプロジェクト代表の木下貴雄(王榮)さんが「日本の多文化共生を問う」と題して、在住外国人高齢者が要介護状態になった場合、言葉や慣習などの点で様々な壁があることなどを報告。国籍を問わず日本でともに生きる在日外国人の多くがこうした問題に直面している実態を知ってほしいし、一緒に考えほしいと報告しました。
全体会の最後に中島純男代表委員(岡山県連議長)は、「憲法を政治に活かし市民的連帯のもとで本日の集会と明日の分科会を通じて大いに学びましょう」と閉会の挨拶を行いました。
2日目は3つのテーマ別分科会が行われました。
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23年08月1日 yoshioka
岸田内閣による戦争できる国づくりが進む中、「敵基地攻撃と日米一体化、防衛費倍増は国民負担に」と題した半田滋氏の講演会が7月30日、岡山市総合福祉事業会館で開催され、約80人が参加しました。
岸田首相が敵基地攻撃や43兆円の大軍拡路線を打ち出すなど、かつてない危険な状況にある中、岡山県人権連も含めた県内17団体が軍事ジャーナリストの半田滋講演会を企画。
半田氏は、「国家安全保障戦略」「国家防衛戦略」「防衛力整備計画」の3文書改定で、「敵基地攻撃能力の保有」が決定。
こうした問題は安倍内閣の誕生からはじまり、「反撃能力」を使用する相手は敵基地なのか司令部を含むのか、潜水艦や鉄道輸送でミサイルが発射される場合、いつの時点が相手国からの攻撃の「着手」といえるのかには、与党協議でも明確な答えはなく、もし「台湾有事」でアメリカと一体となって日本が攻撃に参加すれば、戦場になるのは台湾と日本国内だと指摘。
また、輸入と輸出は対中国が25%を占めており、1ヵ月で食糧不足に陥り、戦争ではなく平和外交につとめるのが日本の役割だと講演を結びました。
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