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被災地支援と東日本の復興

11年04月8日 yoshioka

3月11日に発生した大震災と12日の福島第1原発の重大事故。被災地では懸命の遺体捜索と収容作業や道路網復旧、避難所支援、医療・生活物資搬送と配布など、全国各地からの応援ももとで復興に向け動き出しています。しかし、原発からの放射能漏れなどに加え、復旧にたずさわる人員や設備が整っていない福島県内の被災地では、物資不足など救援の手が届きにくいと言われています。

こうしたことと併せて、山間部や海岸線でも比較的高台になっていたことから津波被害を免れ避難所にいかず自宅避難している人たちへの支援は、なかなか進んでいない状態だとも伝えられています。新聞・テレビ・ラジオなど報道機関が状況を伝えている避難所以外の現状はいまだ多くの情報がわからないままです。

被災地ではいまなお停電したまま、ろうそくの灯で生活し、お風呂にも入れない人も多いと言われています。

そうした中で、行方不明者数と死亡者数が併せて27000人以上と伝えられ、避難所にいる人たちの人数がいま17万人と伝えられています。近県や九州などを含む全国各地へ疎開した人たちもあり避難所生活者数は減少しつつありますが、こうした避難でなく、避難所で子どもがまわりに迷惑をかけるのではとの配慮や介護施設や病院などが避難所となったため、入所介護が無理となったことで自宅に帰って介護していると人たちの姿も多いという、現地へ行った医師たちがブログであまり報道されていない情報を掲載しているのを読みながら、そうした人たちへの支援も含めて私たちに何ができるのか、政治に何を求めていくのか考えなくてはと思います。

ガソリン不足も少しずつ改善され、製油所も稼働しはじめましたが、それでも被災地では10キロ圏内でのガソリンスタンドが動かないままです。大手スーパーの被災地支援セールもはじまりましたが、生産地が東日本ということなのかどうかは不明ですが、岡山県北では近所のスーパーの棚からお醤油がなくなり入荷がわからないという減少も起きているようです。なにはともあれ、被災地の復興を祈りつつ私たちにできる支援をと思います。

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