第62回解放運動無名戦士合葬
09年03月27日 yoshioka
3月18日、東京青山の「日本青年館」において、第62回解放運動無名戦士合葬追悼会が開催され県連の吉岡事務局長が石岡前議長の遺影を携え参加しました。今年度の新合葬者は、1115名。その内、人権連関係では、石岡さんなど12名の名前がネームプレートに合祀されました。この合葬追悼会は、戦前戦中の治安維持法下で無実の罪で投獄され暴行のすえ獄中死した日本国民救援会(以下、救援会)の呼びかけで始まり62年目となります。
この日、日本青年館の会場には、全国各地から遺影を持ち寄った遺族や各都府県のお世話をする救援会の人たちなどでホールに入りきれないほどでした。舞台には、今回持ち寄られた全員の遺影が掲げられ、その前で中央合唱団の人たちの「うたごえ」がオープニングを飾り、全員で黙祷を捧げた後、主催者を代表して日本国民救援会の鈴木亜英会長が「各地で社会変革、解放運動の前進のために様々な立場で運動が進められています。今回お亡くなりになった人たちの業績をたたえ、ここに志半ばで倒れられた新たな1115人の方々を合葬いたします」と述べ、全日本教職員組合、全国商工団体連合会など10団体の代表が新合葬者全員の名前を都道府県別に読み上げました。
追悼の歌に続き、山下芳生・日本共産党参議院議員、小松民子・全国労働組合総連合副議長、高田公子・新日本夫人の会会長がそれぞれ遺影に向け追悼の辞を読み上げました。式典を終え、参加者全員が約40分かけて青山墓地まで遺影を胸に行進し、最後にネームプレートが収められました。