11年02月7日
yoshioka
2月5日、倉敷市芸文館でNPO地域人権みんなの会が主催する学習会に参加。会場には倉敷市内の人たちや岡山、高梁の人たちも参加していて結構にぎやかな中で、障岡連の吉野一正事務局長を講師に迎えて、「障害者の権利保障」に関して学習しました。
吉野事務局長は、自らの生い立ちと半生を振り返り自己紹介した後、障害者の権利保障に関する国内外の歴史や事柄を年表やデータなど図表にまとめてパワーポイントを使用して参加者の視覚にも訴えながら講演しました。
講演後、会場とのやり取りも含めて、学習集会は終了。当日はたまたま吉野事務局長の誕生日と重なったことから会を終えて関係者など何人かが残り、花束贈呈や皆で記念撮影を行いました。学習集会の記事は、「地域と人権」岡山版の2月号に掲載されますので、そちらをご覧ください。
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11年02月4日
yoshioka
例年にない低温と日本海側の大雪が続く中、1月27日、28日にかけて行われた全国人権連主催の「同和問題セミナー」と政府各省交渉。
今回の同和問題セミナーは、日弁連国内人権機関実現実行委員会所属の小池振一郎弁護士(第2東京弁護士会所属)が、「国内人権機関」設置に向けた日弁連の考え方と法務省から出された人権擁護救済法案関連の「中間報告」について解説を交えて講演しました。
また、同セミナーでは、マスコミや行政機関がよく引用する部落問題に関する文言として「根深い差別意識」というものがあるが、この「根深い差別意識」という問題について考えてみようとプロジェクターを使用して各種データも投影しながら解説を行いました。
政府交渉は、27日と28日に分けて文部科学省、厚生労働省、国土交通省、法務省、農林水産省について各省会議室で行いました。交渉の中身については、「地域と人権」全国版2月15日号に掲載されますが、各省とも旧同和問題関連の是正に関する点や農林水産省などでは、いま大問題となっている「環太平洋経済連携協定(TPP)」問題などについて省の試算などを引き合いに「参加すべきでない」点を申し入れました。
こちらも全国版の2月号に各省ごとの交渉の論点と中身がまとめて報告されますので、そちらを参照してください。
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11年01月11日
yoshioka
NHK岡山放送のニュースで、新見市に2人目の常駐弁護士が決まったと報じていたのを聴いて、そういえば新見市と真庭市には長らく弁護士事務所がなく、相談者が困っていたことを思い出した。真庭市には4月から公設事務所が開設。
弁護士ゼロの新見市が一人の常駐弁護士のおかげで、「ゼロ地帯」から抜け出したのは、まだつい最近のこと。「弁護士ゼロワン」とは、弁護士がいない「ゼロ」、もしくは一人しかいない「ワン」という弁護士偏在問題である。
日弁連によると、現在、日本全国で弁護士のゼロ地帯は無いというものの、「ワン」と呼ばれる1人の弁護士しかいない地帯もいまだに4ヶ所あるという。その一つが中国地方では岡山地方裁判所新見支部であり、対象地域となっているのが新見市である。地元メディアの大手である山陽新聞の2月11日付け社説にもこのことについて述べられていたが、県北である新見や真庭などは、なかなか県政など政治の光が当たりにくい地域であり、その影響は各分野に及んでいる。
日弁連のHPによると、「弁護士1人当たりの人口が3万人を超えるような地域を、特別に対策が必要な地域(弁護士偏在解消対策地区)として定め、2013年を目処に解消することを目指しています。2010年12月1日現在、弁護士一人当たりの人口が3万人を超える地方裁判所支部は93か所あります」とある。
93か所のうちの一つが新見市である。60歳以上の高齢者比率の高い「限界集落」の件でも新見を中心とした県北部が全国ワーストワンであることは、以前のブログでも掲載したとおりだ。明治から昭和50年代まで「石灰」と「木材」の搬出と関連産業の発展でにぎわった新見は、鉄道ファンならだれもが知っているD51型機関車(通称デコイチ)3両を連結した貨物列車の力強く迫力ある写真で全国的に有名であったように、国鉄全盛期には貨物取扱高では岡山駅をしのぐほどの収益率をあげ、「機関区」「保線区」も有する地域として栄えた。
その新見市も国の林業政策の衰退に続き、鉄の需要の減退で「石灰」を中心に地場産業も大きく衰退していった。農業や林業も兼業が多く、農林業一本で生活している家はほとんどみられない。その担い手も60歳代が若い方という状態だ。
合併を繰り返しても、その都度地域の学校を統廃合し地域が衰退するので、人口減少に歯止めがかからない県北部の新見市。司法の点からみても様々な困難性をもつ地であることを改めて認識した「弁護士ゼロワン」問題。
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11年01月6日
yoshioka
新年あけましたおめでとうございます。昨年末は、バタバタとしていてブログの更新が少し滞っていました。今年は、あまりそのようなことのないようにしたいものです。
兎年の今年は、多くの年賀状にみられたのが、「兎のごとく、ピョン、ピョン、ピョンと三段跳びのように飛躍したい」ではなかったでしょうか。私のいただいた賀状にもそんな文字が躍っていました。誰もが、昨年までの暗い閉塞感の漂う流れを乗り越えて、大きくはばたきたいいう思いなのでしょう。
3月には、高校、大学などから新卒者が社会にはばたいていきます。岡山県内では、昨年の3月末、高校生だけで就職が決まらなかった若者たちが339人いました。県教委のその後の追跡調査でも多くが安定した職に就けなかったことも判明しています。
今年は、昨年以上に就職氷河期といわれています。多くの若い人たちが、中学・高校・大学・専門学校などを巣立って、初めて自己の力で社会と真正面から向き合うのが「職場・仕事」となります。若い人たちが未来に希望をもてるような社会の構築が求められています。そんなことを感じた2011年の幕開け。
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10年12月17日
yoshioka
部落問題解決をめざす国民融合全国会議の依頼を受けて、岡山県内で取り組んだ自治体における同和関係資料がすべて出そろいました。この調査は、全国的に取り組まれたものです。岡山でも県をはじめすべての自治体ご協力で資料収集ができました。関係各位にお礼申し上げます。
資料はすべて国民融合本部に送られ、専門的研究者の手によって全国的な、分析が行われることになります。
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