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12年01月5日 yoshioka

新年あけましてあめでとうございます。

倉敷在住の白井浩子さん(科学者会議所属、元岡山大学准教授)から届いたメールを紹介します。内容は、茨城大学農学部博士特別研究員の飯塚恵理子さんから白井さんへ転送されたもので、福島のお米に関するものです。

◎ぜひ、広めていただきたいとのことでした。以下、その全文です。

倉敷・白井浩子です。   11-12-31

緊急のお知らせいたします。
それぞれのご活動に直接含まれないとは思いますが、転送させていただきます。
福島産のコメの販路を求めています。
どうぞ、広めていただきますようお願いいたします。

白井は、全国規模の農業のMLに参加しており、そこに投稿されたメールです。
投稿者は、下記です。
> 飯塚 里恵子
> (茨城大学農学部博士特別研究員)

ーー以下です・転送用転載ーー

次の内容について、ホームページ、ブログ、ツイッター、フェイスブック上において、広報を開始しましたのでお知らせします。
皆様におかれましても、それぞれのネットワークで広げていただくようお願いいたします。        【福島県有機農業ネットワーク 事務局 齊藤 登】

年の瀬にあたり、ふくしま有機ネットからの訴え
~有機農業者・減農薬生産者のコメの支援をお願いします~

3・11大震災・原発事故に揺れた2011年の年末にあたり、この1年の温かいご支援、ご協力に心から感謝を申し上げます。

 年の瀬のこのときに、伊達市(霊山町)のイチゴ農家、二本松市(東和町)のりんご農家が自ら命を絶ちました。もうこれ以上農民から犠牲者を出さないでください。福島県の米は農協の倉庫に業者の倉庫にそして農家の納屋に生き場をなくして年を越す状況にあります。

 とくに消費者との産直で取り組んできた有機米、減農薬米の生産者の「これでは年を越せない」との悲痛な声に耳をかたむけてください。

 すでに報道されているように、検査の結果100ベクレル以下は95%(不検出は85%)であり、基準値を超えたのは0・3%です。もちろん検査し、不検出の米のみの支援をお願いするものです。出荷停止となっている伊達市小国地区などの地域は特異な例であり、それをもってすべての福島県産米が否定されることは悲しくてなりません。セシウムの米への移行が極力少ないことが検証され、来年の米づくりに光りが見えてきているこのときに、この希望の芽に心を寄せて下さい。
 責任は東電にあり、農民を責めることができるでしょうか。

 原発のない新しい時代を創るために今こそ、都市と農村の新しい関係を構築していくこと、私たち農民も農の営みを続けて、さらに安全安心なふくしまを再生していくことを約束して、緊急に米のご支援を訴えさせていただきます。

                        2011年12月30日
                 NPO法人福島県有機農業ネットワーク
                         理事長  菅野 正寿

※支援を求めている農家は多数あり、販路を求めている米は数十トンにのぼります。     詳しいお問合せ・連絡はふくしま有機ネット事務局までお願いします。
(齊藤登 yuuki@farm-n.jp TEL0243-24-1795【二本松農園事務所を兼ねる】)

※二本松農園を応援いただいている皆さん、
ぜひこの内容をツイッターなどで広げてください。お願いします。
ホームページ⇒http://www.farm-n.jp/yuuki/index.html
ブログ⇒http://fukushimayuuki.blog.fc2.com/blog-entry-6.html
二本松農園ブログ(ツイッター連動)⇒http://nihonmatufarm.blog65.fc2.com/blog-entry-349.html

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NPOおかやま人権研究センター「人権21」12月号原発特集

11年12月13日 yoshioka

-調査と研究-人権21につけられた副題。その下に[特集 脱原発]とある。12月号の特集は「脱原発」をテーマに、各分野の専門家が福島原発事故から原発とその周辺の真実の姿を告発している。原子力をコントロールする絶対的な理論と「力」を私たちはいまだに確立してはいない。確立していると錯覚したところから原発の安全神話がはじまったのだろう。

特集は、「福島原発事故の意味するもの」と題して、野口那和氏(日本大学准教授・福島大学うつくしまふくしま未来支援センター客員教授)が放射性ヨウ素をめぐる問題などについて寄稿。「東日本大震災と原発事故が突き付けたもの」と題して、西村啓一氏(岡山理科大学総合情報学部教授)が地震調査の中身などを引き合いに「想定外」という言葉の裏側に迫る。「原発と労働問題」と題して、伊原潔氏(岡山県労働組合会議事務局長・元放射線技師)が、あまりにも知られていない日本の原発事故と被爆者の実態、原発で働く非正規労働者の実態を赤裸々に告発している。

3・11から時間の経過とともにともすれば忘れがちになる中で、お正月休みの間にゆっくり、じっくり再度読み返したいと思える特集となっている。

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高知県自然エネルギーのまち「梼原町」

11年12月13日 yoshioka

梼原町役場3・11東日本大震災、東京電力福島第1原発事故以降、全国的に「脱原発」「自然エネルギー」への転換が大きな話題になっています。そうした中で、3・11以前から新聞やマスコミなどでも高知県梼原町の自治体が中心となった高知県の四万十川の源流に位置する梼原町。町の面積のうち90%が山林だといいます。「太陽光」「風力」「小水力」などによる発電施設の直接運営とともに、町内の木材をふんだんに使用した町役場、宿泊機能とフランス風「マルシェ(市場的ストア)」を合体させた施設などユニークな自治体運営の静かな山間のまち、「ゆすはら」に昨日12月11日、行ってきました。岡山から片道約240キロの行程。

2階宿泊施設、下は「マルシェ」高知道を走行中に左手の山の尾根に風車がたくさん。よく回っていました。それを見て、あそこが「ゆすはら」かと思いこみ、ナビもそちらの方向に行くように指示してきます。どんどん行くといつの間にかたくさんの風車が見えた山を越えて、まだまだ先があるようです。ついたところは、風車とは全然別のところ。竜馬脱藩の文字もみえます。

説明してくれた人の話でようやくわかったのは、たくさんの風車があったのは、手前の町で、梼原町には現在風力発電は2基。1基1億円するということも。発電場所は役場から遠く山の上、今回行くことはできませんでしたが、たまたま行った日の日直が新エネルギー関連の課で実務をしている職員さんで、その方から説明をうかがうことができたのは幸運でした。

それによると、風力発電2基。小水力発電1基。町の世帯数1800戸、そのうち109戸(6%))で屋根に太陽光パネルを設置しているとか。発電1kw当たり20万円の補助、最高80万円まで。その他にもエネルギー政策として、太陽熱温水器、エコキュート、ペレットストーブ、ペアガラス設置、家庭用小水力発電なども町の補助対象にしているとのことでした。まだ政策としてはじまったばかりだということですが、やはり他の町とはちがうことが実感された視察でした。

小水力発電施設梼原町の役場や公共施設の屋根にも勿論太陽光パネルが設置されていて、全体で年によって違うものの四国電力へ余分な電力を売って収益となっているのは、4~5000万円だということでした。役場や学校の電力、街灯は自前の電力でカバーしているというから、やればできるものだと実感。視察申し込みはすごい数でした。

梼原町は、こうした新エネルギー政策や独自のコンセプトで歴史的遺産とドッキングさせたまちづくりをすすめているようです。まちにはゴミも落ちていません。山間の小さな町、「ゆすはら」。今回の視察は、脱原発「イレブンアクション」の12月企画ということで人権連から私も参加しましたが、行ってよかったと感じる視察でした。

竜馬たちの像を背景に最後は、竜馬脱藩の道を祈念してつくられた6士と竜馬像の前で集合写真。竜馬像は右3体の真ん中。一番奥に1体だけ見守るように設置されているのは、梼原の高校敷地内に当時の家が残る「掛橋」氏の像。財政的に竜馬たちを支えた人物。

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おかやま人権研究所「秋の合同研究集会」11/6開催

11年11月5日 yoshioka

特定非営利活動法人 おかやま人権研究センターの秋の合同研究集会が明日11月6日、岡山県民主会館で開催されます。

時間帯は10時~午後4時まで

・「現代(いま)」研究会、教育研究会、岡映研究会の3つの研究会のこれまでの研究成果の報告に加え、特別講演もあります。

特別講演 「朝日訴訟を学んで変わる学生たち」 鈴木静香さん(愛媛大学)

現在研究会 成熟社会論/碓井敏正さん(京都橘大学)

岡映研究会 岡映と国民融合/手島一雄さん(立命館大学)

教育研究会 若い世代の表現力/北川久美子さん(岡山県吉井中学校)

★主催/おかやま人権研究センター  後援/岡山市

連絡先/086-253-1802(おかやま人権研究センター)

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中川美保さんも出演 東日本大震災復興岡山県民主会館まつり

11年10月4日 yoshioka

101日、午後3時~740分まで、岡山県民主会館駐車場で「東日本大震災復興支援民主会館まつり」が会館内全団体による実行委員会主催で開催され、周辺の人たちなどを含めて、延300人を超える人たちが一日楽しく過ごしました。この取り組みは、岡山県人権連が会館内の各団体へ呼びかけたものです。まつり本番に向けて団体代表の準備会を経て実行委員会が結成されるなか、若い人たちで構成した「まつり事務局」を中心に企画され実現したものです。前々日あたりから「雨」が心配されたり、でも用意しなければと、各団体では、模擬店に出品するお菓子を焼いたり、手芸の最終手入れをしたり、テントを借りたりと、バタバタと準備は行われていました。

三門太鼓○三門太鼓でオープニング

 

330分、特設ステージの上で、「ドーン、ドンドン」と威勢のよい「三門太鼓」がオープニングを飾り、参加者も目が子どもたちにくぎ付けとなりました。

開会行事・趣旨説明のあと、日本国内はもとより、国の内外でコンサート活動などで活躍しているプロのサクソフォン奏者「中川美保さん」のコンサートが行われました。

中川美保さん○サクソフォン奏者「中川美保さん」も無償で出演くれました 

中川美保さんは、国立音楽大学卒業、同大学院修了。卒業後、日本フィル、東京シティフィル、群馬交響楽団などオーケストラにエキストラとして招かれ、その後、パリに2度留学。フランス国立ロマン・ビル音楽院1等賞を得て卒業。帰国後は各種コンサートでの演奏活動を中心に、音大生や音大受験を目指す生徒への指導などにも力を入れている。

中川さんは、311日以降、サクソフォンを片手に被災地の避難所などをめぐって音楽で元気になってほしいとミニコンサートを開いてきた中で、出会った人たちへの思いをサクソフォンの音色に乗せて、「アメージングブルース」「ふるさと」など数曲を熱演しました。

○全国の民謡コンクールで総合1位の歌声「清芳会」 

続く「清芳会」の民謡は、民謡で北海道から九州まで全国各地の民謡をメドレーで披露。地元岡山の下津井節をはじめ、全国各地の民謡コンクールで最優秀賞を獲得している美声が三味線や尺八の音色に乗せられ会場に広がりました。

癒しのフラダンス○びっくり、この人にこんな特技が?

その後ステージでは、新婦人のフラダンス、バルーンアート、子どもアニメ、菅木一成さん、松本けいすけさんのチャリティーライブなどが次々と披露されました。中でも新婦人のフラダンス紹介のTさんの「フラダンスでは痩せない」というコメントに「うーん。そうなの」という声がきこえてきそうなほどの盛り上がりでした。

○模擬店も大繁盛

「チャリティーバザー」「杵つき餅実演」「ヨーヨー釣り」「手作り雑貨とスイーツ」「おでん」「かき氷」「フランクフルト」「焼きそば」「カレー」「焼き鳥と焼き魚」「うどん」「飲み物」「古本市と新書」「研究書籍」「バルーンアート」など大賑わいとなり、食べ物はすべて完売となりました。

○中川美保さんのサインセール

なかなかプロの演奏家と直に出会うこともないなかで、当日は、サインセールの合間に少し話する人たちの光景も。

○支援金を被災地へ 

「まつり」実行委員会では、当日の模擬店の収益をはじめ、支援バザーの売上金15,780円を、後日、最終の実行委員会を経て、復興支援として被災地に贈ることにしています。

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