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宮沢賢治没後80年、東北の復興の拠り所

13年06月24日 yoshioka

宮沢賢治といえば、「雨ニモマケズ」を思い浮かべます。津軽の人たちをはじめ、東北全体への応援歌的な詩をたくさん残している宮沢賢治の没後80年になりますが、もし彼がいまの東北、東日本を目の当たりにしたらいったいどんな詩を詠むのでしょうか。興味がつきません。また宮沢賢治は、子どもたちに向けた物語に関してもいくつも有名な作品を残しています。単に子供向けということでなく、すぐれた教育論に裏打ちされた作品だと宮沢賢治研究家の三上満さんもいっていますが、まさにそのとおりだと思います。

いま宮沢賢治の残した作品が改めて注目されています。いうまでもなく東日本大震災で被災した人たちの心の拠り所としてです。政治主導といっていた民主党も復権した自民党も結局国民との「公約」は守らず相変わらず財界とアメリカに顔を向けた政治を行っています。原発問題もそうですが、憲法改悪、TPP参加、社会保障切り下げ、歴史認識の改ざん、等について、後世の人たちに、いまの政治家や国家体制、政党は、果たしてどういう評価を得られるのか考えてみる時期にきているように思われます。

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人口38人、かかし100人 ぜひ行ってみたい

13年06月13日 yoshioka

新婦人しんぶんの6月13日号の8面に「天空のかかしの里」標高800mの徳島県三好市東祖谷名頃という地域が紹介されています。色々なところに「かかし」が、それもほのぼのと人間らしい表情が全体からにじみ出ています。岡山県新見市の山奥にも本物そっくりの「かかし」が登場して、それを見物に行く人が多いですが、この「かかしの里」はすごいとおもいます。

失われつつある人と人の「つながり、いたわりあい、助け合いは」は、東日本大震災以降、「絆」という言葉でクローズアップされてきました。安倍首相の言う「美しい国」や愛国心を強制する道徳教育では、「絆」や「つながり、いたわりあい、助け合い」は生まれてきません。「かかしの里」記事は改めてそのことを気づかせてくれたといえます。

ぜひ、一度はこの目で見てみたい日本の原風景です。みなさんもぜひ行ってみてください。

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岡山県人権連第10回定期総会と県水創立90周年記念レセプション

13年05月31日 yoshioka

岡山県人権連は、511日、岡山国際交流センターにおいて、第10回定期総会と岡山県水平社創立90周年記念レセプションを開催しました。

総会では、岡山県人権連を結成して9年が経過する中で、憲法を根底から変えようとする政治勢力とのたたかいをはじめ、地域人権憲章の普及と学習を組織建設と結びつけるなどしていくという運動方針案が満場一致で採択されました。

総会終了後、同センターで各界各層代表、招待者、人権連会員など、全体で130人を超えるが出席して、岡山県水平社創立90周年記念レセプションが開催されました。

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橋下徹大阪市長、維新の会代表の暴言に抗議し辞任を求める

13年05月15日 yoshioka

5月13日の日本維新の会共同代表、大阪維新の会代表、大阪市長という要職にある橋下徹氏の女性蔑視、人権感覚が欠如した暴言に強く抗議し、岡山県人権連では、大阪市・維新の会本部宛てに以下の抗議文を送りました。宛名は「大阪市長」「維新の会」で分けています。夜のニュース映像を見ながら、彼のあまりの稚拙さに驚き、モラルの無さにあきれました。

[抗議文]

2013515 

大阪市長橋下 徹 殿 

 

貴殿の「慰安婦制度は必要」「風俗業活用」の女性蔑視、人権感覚が欠如した暴言に怒りを込めて抗議する 

岡山県地域人権運動連絡協議会議長 中 島 純 男 

 

5 13 日、日本維新の会共同代表、大阪維新の会代表であり、大阪市長という要職にある貴殿が「『慰安婦』制度は必要だ」「(沖縄で米海兵隊司令官に)もっと風俗業を活用してほしい」と述べた貴殿の発言は、人権感覚が欠如した暴言と言わざるを得ないものである。私たち岡山県地域人権運動連絡協議会は、部落問題解決などをはじめした人権確立を取り組んできた立場から、女性の人権をここまでふみにじって恥じない貴殿の暴言に対して、満身の怒りを込めて強く抗議するものである。貴殿は、この間、大阪府知事時代、大阪市長となった今日まで、多くの人たちの人権を平気で踏みにじる発言や行為を繰り返してきた。こうした人権感覚の欠如と公人としての認識の無さは、もはや公党の代表、市長、政治家として失格であることを厳しく指摘しておきたい。 

日本軍「慰安婦」問題は、日本が過去に起こしたアジア地域への侵略戦争のなかで女性の人権を極限まで蹂躙した「性奴隷」制度であり、「人権侵害」「戦争犯罪」として、世界から日本政府に一日も早く責任を認め、謝罪することが求められている問題である。貴殿は、安倍首相とともに、先の侵略戦争と慰安婦問題という歴史的事実をゆがめ、今回、「こうした制度が必要だ」と発言した。この発言は、これまで米軍関係者による相次ぐ事件の被害者及び関係自治体住民に計り知れない深い傷を負わせる暴言である。世界各国でも公党代表、市長という公人の立場にある者の発言として到底受け入れられない内容である。 

「風俗」発言も、米軍基地の性暴力の被害根絶の声を上げ続けている沖縄をはじめ、各地の女性・国民を冒涜するものである。こうした発言を繰り返す貴殿が、市民・国民の人権など守れるはずがなく、これまでの暴言の撤回と謝罪、公党代表と大阪市長の辞任を強く求めるものである。

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独房の半世紀-映画「約束」 名張毒ぶどう酒事件死刑囚の生涯

13年04月26日 yoshioka

約束仲代達矢主演。冤罪で死刑囚とされた奥西勝さんの生涯を描いた映画「約束」が岡山市のシネマクレールで上映されます。ぜひ、多くの人に「冤罪」のこと、名張毒ぶどう酒事件の真相を知っていただきたいと思います。主演の仲代達矢さんは、「半世紀近く拘置所に閉じ込められている奥西さんの心情は測りしれません。私がこういう状況に追い込まれたらどうなるのか、そういう気持ちで演じました。60年俳優をやってきた中で、私にとって記念碑的な作品です。」と振り返っています。ジャーナリストの江川紹子さんは「不正義は許されない」と述べています。

上映名 「約束」

期間 5月25日(土)~5月31日(金) ①10:10~ ②18:35~ 6月以降もあります(下に表記)

入場料 一般1800円、大学生1500円、高校生以下1000円、65歳以上シニア1000円、障害者1000円、夫婦50%割(どちらか50歳以上)、 毎月1日映画の日1000円、月曜日メンズデ-1000円、水曜日レディスデ-1000円、金曜日ペア割2人で2400円 ※証明書等必要

※6/1~6/7までは上映時間が変更されます。詳しくは、シネマクレールへお問い合わせください。

裏表のチラシPDF

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