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8/6原水爆禁止世界(広島)大会へ参加して

13年08月20日 yoshioka

20130806-1.JPG86日、原水爆禁止世界大会(広島大会)は、広島県立アリーナを会場に各国代表や歴史学者のピーター・カズニック氏、映画監督のオリバー・ストーン氏等を迎えて開催され、岡山県代表団も県下各地から180人が参加しました。

岡山県人権連関係では、国民平和大行進の県内通し行進者の中島正智さん等、県連代表をはじめ地域原水協からの参加等も含めて約10名が広島大会へ参加しました。広島大会で挨拶に立った日本被爆者団体連合会(日本被団協)の坪井会長は、軍国少年として育つ中で、生死をさまよった自らの被爆体験をリアルに語り、いのちある限り核兵器廃絶と被爆者保障確立の運動を行うと声を大にして訴え、会場から大きな拍手が沸き起こりました。

20130806-2.JPG各国代表のスピーチの後、歴史学者のピーター・カズニック氏、映画監督のオリバーストーン氏から1930年代の第2次世界大戦から広島・長崎への原爆投下やその後のブッシュ大統領、現在のオバマ大統領までの一連の原爆政策にかかわる事実を編集・制作する中でみえてきたアメリカの虚実を描いたドキュメンタリー映画「オリバーストーン氏が語るもう1つのアメリカ史」についてそれぞれ30分程度スピーチが行われました。

オリバーストーン監督は、スピーチの中で、平和公園での記念式典について日本人のまじめな気質を見ることができた式典だったと述べる一方、式典は安倍首相のスピーチ等に象徴される「偽善」が垣間見える式典でもあったと鋭く批判しました。

オリバーストーン監督は「私は歴史学者のピーターと70年に及ぶアメリカ帝国主義の流れを再検証してきた。原爆と原発は当初からセットとして考えられ、被爆国である日本にアメリカの要請に沿って原発を受け入れさせたのは、必要なかった原爆投下を正当化するためにアメリカ政府としては当然の政策だった」と解説。「日本とともに敗戦国となったドイツは国家としての誤りを真摯に反省し60年代、70年代にはヨーロッパの平和勢力の模範となるような運動や政策を引っ張ってきた。2003年のイラク戦争でもブッシュ大統領にノ-を突き付けたが、日本はアメリカの衛星国としての政策を推し進めている。平和憲法を変えて再び戦争できる国づくりを目指している日本のナショナリズムの考え方が安倍首相やその一派に強く表れていることに強く危機感を覚える。今こそ日本の皆さんが危険な考え方をもつ勢力に対して立ち上がり「ノ-」を突き付け闘ってほしい」とアピールし大きな拍手が響き渡りました。集会の最後には岡山県代表団も全員壇上に上がって平和をアピールしました。久しぶりの広島大会への参加、行き帰りのバスの中では、行きは「期待」を帰りは運動に対する「確信」を語り合ったり、こぼれだねの話もあったりと、にぎやかでした。写真は平和公園の記念式典の様子と広島大会でのピーター氏とオリバー氏の写真。マイクの前にはオリバー氏。傍の速記通訳はすごかった、圧巻です。

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