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福岡「県同教裁判」完全勝利!

08年03月26日 yoshioka

24日の福岡高裁での判決で、裁判長は「それでは判決を言い渡します。主文、控訴棄却・・・。」100人収容の大法廷に入りきれない傍聴者は外で待機。

この瞬間、予期していたこととはいえ、法定は一瞬静寂につつまれました。ついに私たちの完全勝利となりました。判決で牧弘二裁判長は、元教諭や当時の校長らに約310万円の返還請求をするよう麻生知事に命じた一審・福岡地裁判決を一部変更し、職務専念義務免除出張も違法として、約20万円を加算した約330万円を請求するよう命じ、原告側の主張を全面的に認めました。

20080323.jpg★判決後、弁護士会館で行われた「記者会見」と「報告集会」では、弁護団、原告団、支援者代表などが「本集会を福岡県教育委員会に控訴を断念させ、この判決のもつ意味を全国的に活かしきる闘いの出発点にしよう」と呼びかけると、会場から大きな拍手とともに「そうだ」の声。

報告集会終了後、参加者の代表団は、福岡県教育庁を訪問し控訴を断念するよう申し入れを行いました。控訴断念の声を全国的に届けようと全国人権連ブログでもその内容を掲載していますので、その点についてはそちらのブログをチェックして下さい。なにはともあれ有意義な判決でした。

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選挙の自由を奪う「公選法」は世界の流れに逆行

08年03月25日 yoshioka

23日、大分市内で豊後高田市議会議員の大石忠昭さんに対する公選法選挙弾圧事件の最高裁判決報告集会が行われ、岡山から6名が参加しました。全体では200名くらいの参加だったと思います。結果的に、大分地裁・福岡高裁判決で問題となった公民権停止は破棄されたものの罰金15万円という判決内容になりました。公民権停止が破棄されたのはあたりまえのことですが、罰金がついたのは残念です。

裁判では地元の保守系議員や自民党議員までもが、裁判で「大石議員は豊後高田になくてはならないすばらしい議員」だと日常活動の正当性や大石さんの人柄を証言しています。また、エリザベス・エバットさんやシン・ヘボンさんなど国際法や欧米諸国の選挙法に詳しい方々の証言でも他の先進諸国と比較して日本の公選法はあまりにも問題だらけであることが裁判を通じて明らかになりました。

大石さんや支援した全国各地の多くの皆さんは、報告集会で壇上からこれからは、世界の流れに逆行している日本の公選法自体を変えさせていく国民的な運動が必要だと口々に述べ会場は大きな拍手で包まれました。選挙はもっとのびのびと明るく自由にやるべきです。そんなことを考えさせられた報告集会でした。

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福田首相の賃上げ要請発言と2冊の本について

08年03月6日 yoshioka

 福田首相は今朝のブログで、春闘にあたり経営者は改革の果実を従業員に分け与える必要があると、事実上の賃上げを要求したが、それに応える経営者がいったい何人いるだろうか。バブル期以上と言われているいまの非正規・使い捨てと法人税大幅減税で得たボロモウケが改革の果実というのもおかしな話だ。どう考えても自身の内閣支持率の低下回復と次回の選挙をにらんでのリップサービスとしか受け取れない。「むなしい」。いったい誰がこんな国にしたのか、 続きを読む »

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安斎育郎氏を招いて第4回人権と文化の夕べ

08年03月3日 yoshioka

岡山県人権連に加盟している地域人権運動岡山市連絡会(略称・人権岡山)が主催する「第4回人権と文化の夕べ」が開催されますので紹介します。チラシ→20080303134050.pdf
 日  時 3月7日金曜日午後6時30分から8時30分
 場  所 岡山市柳町 山陽新聞社「さん太ホール」
 講  師 安斎育郎 立命館大学教授
 後  援 岡山市・岡山市教育委員会
       NPO法人まちづくりネット岡山
 参加費 500円(高校生以上)
 連絡先 人権岡山 岡山市下伊福西町1-53 電話086-253-7868

【おさそい】当日は、京都立命館大学教授の安斎育郎さんを招いて、「だます心 だまされる心」と題した記念講演が行われます。安斎さんは、工学博士として立命館大学平和ミュージアム館長。放射線防護学のスペシャリストとして活躍する一方、擬似科学やオカルト現象を批判・解明する「不思議博士」。また原水爆禁止世界大会とも深くかかわるなど平和運動家としてもとても著名な方です。ぜひご参加下さい。

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