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高梁9条の会から届いたメールを紹介

11年06月20日 yoshioka

高梁市で毎回地道で元気な活動をしている「9条の会」の事務局長をしている小坂さんからメールが送られてきました。全国各地、岡山県下でそれぞれの地域や職場、学園で活動している「9条の会」。今年5月から実質的に国会で議員の多数が「憲法」を変えようと発議すれば動き出す「国民投票法」が実効性をもつようになりました。

いまは、東日本大震災と福島第1原発問題で、こうした問題がなりをひそめていますが、「国民総背番号制度」の問題などもあり、油断は禁物な状況に変わりはありません。

そんな状況の中で送られてきたメールの全文を以下に紹介します。(以下、紹介文)

【通信 2011.6.18      高梁と自治労連県書記部会の9条の会が共同行動9条は守らにゃぁいけませんの言葉に励まされて 

高梁9条の会と自治労連岡山県本部書記部会の9条の会618日午前、高梁市役所周辺の町内を各戸を訪問して、市民へのアピール「みんなで守り生かそう!憲法9条」を掲載した会のニュースを配りながら対話し署名を訴えました。また、この日「わくわく子どもフェスタ」でにぎわっていた商店街でも活動しました。高梁9条の会の共同行動は毎月取り組んでいるもので今回71回目です。共同行動には、泉代表世話人ら9人と県本部と岡山、倉敷など8市職労の書記13人が参加。約1時間で119筆の署名が寄せられました。 これで高梁9条の会に託された署名累計は8,546筆となり、当面の目標・有権者の過半数の59%になりました。       ◇     ◇署名の訴えに対して、ほとんどの市民が快く応じてもらいました。ある訪問先では「そりゃぁごくろうさんです。9条は守らにゃぁいけますもんですか」(60代女性)と力強い言葉に会員は大きなパワーをもらいました。また、商店街通りでは、うどんや手づくりおやつなどの小店を出しているお母さん方が忙しい中、本人だけでなく隣の人へも署名すすめる姿がありました。一方、「私は9条変えることに賛成なので・・」「よくわからないので勉強しときます」と主張される人もありました。また、行動に参加した書記さんからは「地域の人のを感じた。対応が温かい」「会のことを知っている人が多く、継続した活動が根づいていると思った」「高梁の会員の署名趣旨の説明の丁寧さに感心し勉強になった」「初の個別訪問活動だったので心配していたが、対話ができ署名もしてもらえてよかった」などの感想が寄せられました。◇     ◇     ◇ 次回72回目の共同行動は、723() 午前10時~(市職労事務所集合)の予定です。ぜひ、ご参加ください。(落合町阿部地域を各戸訪問して宣伝・対話・署名)栄町商店街で  個別訪問して

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町特産の木材を使った仮設住宅の記事に

11年05月30日 yoshioka

新婦人しんぶんの5月26日号トップを飾った記事には、「復興・再生への道」と題して見出しには「木のぬくもり、低コスト、雇用も」「地場産材で仮設住宅」とあり、早速読んでみました。記事と一緒に笑顔で語る被災者の夫婦と笑顔で働く女性たちの姿が数枚の写真が。

この記事を読んで、記事の中にもありましたが、まずは仮設住宅の材料に国内にふんだんにある木材を活用することと、仮設住宅だけでなく、今後全国的に必要とされる公営住宅そのものの建て替えや新たな建設につなげることができる一つの指標となったのでは、といった感じです。

取り上げられていたのは、津波被害の大きかった岩手県陸前高田市、大船渡市と隣接する岩手県の「住田町」。ここは9割が森林で、町が先人達がまもってきた林業を町の地場産業として発展させているのが特徴の町。

住田町には仮設住宅が63戸建つ予定。5月末の入居に向けて急ピッチで作業が続いているが、住田町では国や県の仮設住宅の設置基準も補助制度なども待っていられず、近隣の市町村が困っているのに待っていられないと着工に着手。それを助けようと国内外の賛助者が現れ、賛同者の志を大切にしたいと国の支援を断ったという。住田町の多田町長は、「こうしたことに賛同してくれる人たちや企業をもっとふやしたい」とも。

木材施設では、地元の人たちと一緒に仮設住宅に入居の決まった被災者自身も働く。雇用が確立しているのである。仮設住宅が必要とされなくなったあとも、再生して使用することのできるやさしい住宅として木材のよさがいま改めて見直される時代に入っているのではないだろうか。日本列島は自然豊かな山岳地帯に多くの木材資源が生育している。限界集落問題ともあわせて、一時的な動きではなく、永続的な資源の活用を模索していく上で、岩手県住吉町の取り組みは大いに参考になるのではないか。

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第8回県連総会を終えて

11年05月16日 yoshioka

5月15日、岡山県労働福祉事業会館において120人規模で、岡山県地域人権運動連絡協議会(岡山県人権連)の第8回定期総会をもちました。総会には来賓として、岡山県、日本共産党岡山県委員会、県労会議、障岡連の代表が出席し激励の挨拶が行われ、県下の民主的な団体、労働組合、自治体、議会、教育委員会、全国人権連本部と各都府県連などから祝電・メッセージが届きました。

総会では、昨年5月、岡山市内において2日間で2400人の参加で取り組んだ第6回地域人権問題全国研究集会や学習会、懇談会、地域住民対象のまつりや生活相談活動など、多彩な取り組みが報告され、情勢の特徴を含む今年度の活動の重点が提起されました。

その中には、東日本大震災の状況や岡山県人権連としての今後の取り組みなども訴えられ、第8回総会終了後、同会場で会員や趣旨に賛同してくれた多くの方々から寄せられた「物品」を支援バザーとして販売しました。岡山県連では総会前に行われた常任幹事会と幹事会で、緊急支援募金を百万円と設定し、会員みんなへ訴え、総会でのバザー売上と併せて、5月16日まとめで、これまでに446,300円が寄せられました。

募金はこれまでに2度にわたって全国人権連中央本部へ送られ、全国から寄せられた義援金とまとめて、被災地の自治体へ直接送られ喜ばれています。県連では総会の日に寄せられた募金とバザー売上の総額を併せて、3回目の送金を行います。

全国各地で取り組まれている様々な募金活動によって、日赤などを通じて一説には2000億円程度の心のこもった義援金が集まったと言われている中、その義援金がいまだに被災者の手元に届けられていないという話に胸がつまる思いやなぜなのかという思いをしている方々が多いことと思います。被災地では仮設住宅への入居もはじまろうとしています。でも手元に現金がなく、仕事もなくたちまち日々の収入がない状況だと言われています。

復興へ向けた取り組みを本格化させるためには、まず義援金を早急に被災者へ届け、仕事を失った人たちへ仕事をつくり、一定の収入を保障していくことが第1歩ではないでしょうか。

3年前に中国四川省で起きた巨大地震では9万人が亡くなった伝えられています。この3年間で四川省では、国の支援を含めて地元住民がみんなで、自分たちの住む新しいまちづくりに向けてレンガをつくって自分たちの手で500万戸の住宅を整備し、住民自らの意見に基づいたまちづくりになったとのことです。これは世界的にみて脅威のスピードだということです。ちなみに今回の東日本大震災で予定されている仮設住宅は10万戸だといわれています。

学者・研究者は中国四川省の復興に向けた様々な教訓を大いに活かすべきだといいます。仕事を失い、家族を失い、家を失った人たちがコミュニティの枠を超えて、くじ引きなどで仮設住宅でバラバラに生活していくことのないよう、また、仕事をつくることを通じて、生きることへの希望を失わず精神の安定を得、生活のもとになる収入を得る取り組みが同時に行われたことだと思われます。福島原発問題はあるものの、全体として中国四川省地震や阪神淡路大震災での教訓が今回の東日本大震災へ活かされることを願ってやみません。

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3月の卒業シーズンを前に、各学校は大変

11年03月3日 yoshioka

昨年、全国的に高校生の就職希望者のうちかなりの人数が就職先が決まらないまま卒業を迎え、各地のハローワークや在籍先の学校の進路担当者の教諭が日夜奔走した。

岡山県内でも昨年3月末時点、339人が就職先が決まらないまま卒業し、その後の県教育委員会などの追跡調査で秋口に至ってもなおアルバイト的状態で、就職先を求めているものが60人程度にのぼることもわかっている。

政府文部科学省は、財界・経済団体宛てに、卒業生の就職が厳しいので、昨年分から既卒者も3年間新卒者と同様に扱ってほしいと通知。

新卒者の就職問題は、高校生だけでなく大学生や専門学校、専修学校等の卒業生も同様の状態。さらに人数は多くないものの、もっと大変なのは各種障害をもった人たちの就職だ。就職はいまや狭き門となっている。その上、安定した公務員志望も年々上昇しているが、公務員の職場もリストラ合理化と賃金の実質引き下げで大変な状態にある。

そんな状態の中で、今年も3月末を迎えようとしている。岡山県内の大学生の就職内定率は今年1月末現在で64.9%という数字がでている。これは就職氷河期と比べて1.3ポイント減だという。高校生については、昨年末内定率50%で一昨年よりも改善という報道があったものの、その後の内定率の上昇はあまり期待できないとの観測もあった。

各学校の担当者も就職先を開拓している人たちも、企業の担当者も、行政も全体の力で、最大限、知恵をしぼって、新人の社会とのはじめてのかかわりである「就職・雇用機会」を守ってほしい。人権連も岡山県就職連の一員として要望や申入れ活動を展開している。

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岡山で「宮崎」口蹄疫復興応援ソング -フリーダム-

11年02月14日 yoshioka

イラストは宮崎で公募岡山県北の「蒜山(ひるぜん)高原」に居住し、岡山県内はもとより中国地方全域でさわやかな歌声を響かせている音楽グループの「フリーダム」。メンバーは、神谷千代美さん、原田千恵美さん、原田義雄さんの3人。そのフリーダムの原田義雄さんから、鳥インフルエンザや牛の口蹄疫問題で大変な状態にある妻の千恵美さんのふるさと宮崎の復興を応援したいとこのほど「フリーダム 口蹄疫復興応援ソング-ふるさと宮崎-」のCDを製作したので、ぜひ協力して下さいとお手紙がとどきました。

収録曲は、5曲。タイトルは、「ふるさと宮崎」「みんなの力で」「言葉にかえて」「誇りを胸に」「Fight・勇気を出して」 価格は1,000円。収益は全て宮崎復興支援に。

フリーダムは、できるだけ経費を削減して収益金を宮崎に送りたいということから、まとまった数での注文を呼び掛けています。

収録を終え、CD製作が完了した段階で、鳥インフルエンザが発生、そして追い打ちをかけるように新燃岳の噴火がはじまりました。周辺地域では、先行きのみえない不安な生活が続いています。宮崎でもフリーダムも宮崎特産の畜産や野菜の被害が拡大する中で、風評被害だけは防ぎたいと願ってます。そんな思いを込めた「復興支援音楽CD」。ぜひ普及にご協力下さい。

☆連絡先/フリーダム 原田義雄

〒717-0504 岡山県真庭市蒜山下福田626 TEL・FAX(0867)-66-4773

携帯080-1913-3991   e-mail  harayann@themis.ocn.ne.jp

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