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冤罪「北九州市引野口事件」について

08年03月14日 yoshioka

20080314.jpg北九州市引野口事件とは、2004年3月24日夕刻、北九州市八幡西区引野口でおこった火事の焼け跡から死体が見つかり、被害者の妹・片岸みつ子さんが別件で逮捕されました。 警察は片岸さんの同房者A子に片岸さんの動向を報告させる取調べを続け、A子の「事件の告白を聞いた」と言う供述だけを元に、物証も目撃証言も動機もないまま片岸さんを殺人罪で逮捕、検察が起訴しました。引野口事件は、第三者の証言のみでの起訴が行われた類稀な冤罪事件です。事件の概要は、下のアドレスをクリックして下さい。http://www.hikinoguchi.com/gaiyou.html

3月5日、福岡地裁小倉支部は、片岸さんにかけられた「殺人放火」に関する審理を終え「無罪」を言い渡しました。この判決で、裁判長は警察の不当な捜査方法も批判しています。
無罪判決に関して、全国各地から片岸さんへの多くの激励とともに、検察に対して「控訴断念」を求める要請書が数多く寄せられました。結果、本日、検察は断念する方針を固めたようです。(最高検察庁の了承を得て最終決定する)

県内外の支援者の皆さん、ご苦労様でした。片岸さん本当に良かったですね。

分類・ 弾圧・冤罪 |

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