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「冤罪」を取上げたテレビドラマと蟹工船の上映について

09年05月7日 yoshioka

5月の長かった連休の最終日5/6に、なにげなくテレビをつけたら加藤剛さんが主演していたドラマだった。なんだか以前にも見た記憶がよみがえりながらも途中からそのドラマを見終えた。ストーリーは、若い青年が親の反対がありながら結婚して幸せに暮していたところ、殺人事件の共犯をでっちあげられ拘置所に留置される。無実を証明するために弁護士や家族が奮闘し、ついに当日のアリバイを立証できる証言者を得て晴れて無罪判決を勝ち取るというもの。

たぶん見た人も多かったのではないかと思われますが、このドラマのように無実の罪で獄中に投獄されている人たちは、なかなか再審のチャンスがめぐってこないのが、いま問題となっています。5月21日から我が国の「裁判員制度」がいよいよスタートします。関心が多くても賛否両論があり、裁判員を辞退したいという人たちも多いこの制度。

重大事件をわずかな日数で審理するため、捜査資料や鑑定資料の開示や説明も充分になされないのではないかという声もよく聴かれます。今回のドラマを見ていて改めて今年からはじまる裁判員制度によって、無実の人が獄中に投獄されることのないようにと願っています。

それから、冤罪ではないけれど、今の世相とあいまって各地で小林多喜二の不朽の名作「蟹工船」が岡山と倉敷で上映されるようなのでお知らせします。当日券は1,200円(中学生以下1,000円)岡山市革新懇と倉敷革新懇の共催。中国共同映画配給。

お問合せは岡山086-234-2041 倉敷086-445-1258 へ

5月24日(土) くらしき健康福祉プラザ 10時30分と14時からの2回

5月30日(日) 岡山県天神山文化プラザ 14時と18時の2回 

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第62回解放運動無名戦士合葬

09年03月27日 yoshioka

318日、東京青山の「日本青年館」において、第62回解放運動無名戦士合葬追悼会が開催され県連の吉岡事務局長が石岡前議長の遺影を携え参加しました。今年度の新合葬者は、1115名。その内、人権連関係では、石岡さんなど12名の名前がネームプレートに合祀されました。この合葬追悼会は、戦前戦中の治安維持法下で無実の罪で投獄され暴行のすえ獄中死した日本国民救援会(以下、救援会)の呼びかけで始まり62年目となります。

この日、日本青年館の会場には、全国各地から遺影を持ち寄った遺族や各都府県のお世話をする救援会の人たちなどでホールに入りきれないほどでした。舞台には、今回持ち寄られた全員の遺影が掲げられ、その前で中央合唱団の人たちの「うたごえ」がオープニングを飾り、全員で黙祷を捧げた後、主催者を代表して日本国民救援会の鈴木亜英会長が「各地で社会変革、解放運動の前進のために様々な立場で運動が進められています。今回お亡くなりになった人たちの業績をたたえ、ここに志半ばで倒れられた新たな1115人の方々を合葬いたします」と述べ、全日本教職員組合、全国商工団体連合会など10団体の代表が新合葬者全員の名前を都道府県別に読み上げました。

追悼の歌に続き、山下芳生・日本共産党参議院議員、小松民子・全国労働組合総連合副議長、高田公子・新日本夫人の会会長がそれぞれ遺影に向け追悼の辞を読み上げました。式典を終え、参加者全員が約40分かけて青山墓地まで遺影を胸に行進し、最後にネームプレートが収められました。

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葛飾ビラ配布弾圧事件の荒川さんからリーフが届きました

08年10月10日 yoshioka

20081010160406_00001.jpg前回もご案内しましたが葛飾で起きたビラ配布弾圧事件は、東京地裁一審「無罪」、東京高裁二審「有罪・不当判決」というなんともこの国のあり方を象徴している判決となりました。最高裁で勝利し「言論表現の自由を守ろう」と荒川さんをはじめ全国各地で救援会を中心に奮闘しいるところです。

「蟹工船」が再度注目されでいますが、作者の小林多喜二は戦前の治安維持法のもとで、獄中で攻め殺されました。言論表現の自由が奪われると戦前と一緒の暗黒社会の再燃となります。ぜひ多くの人たちにこのリーフを呼んでもらいたいと思います。リーフの表紙には「無辜」と書かれてあります。これは「むこ」と読みます。罪のないこと。またその人。という意味だそうです。PDFリーフ「無辜」

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葛飾から荒川さんが岡山に9/26.27

08年09月4日 yoshioka

 岡山県人権連も団体加盟している日本国民救援会と表現の自由を守る岡山の会からのお知らせです。

東京都葛飾、いわずと知れた映画「男はつらいよ」の主人公である寅さんのふるさととなっているところだが、その葛飾でお寺の住職である荒川庸生さんが憲法を守りましょうという内容の「ビラを配布した」として逮捕起訴された「葛飾ビラ配布弾圧事件」。公安警察が執拗に尾行を繰り返し逮捕となったわけですが、日本の最高法規である日本国憲法を守ろうというビラを配ったから逮捕ということはどうしても一般国民には理解できないものです。また、警察権力も裁判所も最高法規の憲法を遵守する宣誓をした後、公務員に就職しているわけですから、天に向かって唾する行為といわれるべきものでしょう。

裁判所が政府与党の顔色をうかがって、自国の憲法に照らした判決を下せない情けなさが、全国各地で相次いでいます。これは大変な状態といわなくてはなりません。

そんな中、いま荒川さんは、地裁・高裁で不当判決に屈せず最高裁に上告しています。その荒川さんが、9月26日、27日、岡山にこれらるようです。26日は倉敷市へ。27日は国民救援会岡山県本部大会が開かれる岡山市下伊福西町の「岡西公民館」で大会前の午後1時30分から学習会とのことです。一人でも多くの方にお話しをお聞きいただきたいと思います。

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三井造船争議解決ビラができました

08年08月7日 yoshioka

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三井造船争議が勝利解決したことを受けて、岡山県人権連も加盟している「支援共闘会議」メンバーは、8/7県内の支援関係団体を訪問してお礼とカンパを送りました。岡山県人権連にも当事者の向野さんと前川さんが訪問して下さり、カンパをいただきました。

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