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日経新聞を読んでいて

12年07月19日 yoshioka

本日付け日本経済新聞の1面に若者の就職難の記事が掲載されていた。シリーズ4回目の記事は「労働ムラ」が若者たちの雇用機会の様だけとなっているという内容だ。「労働ムラ」という聞きなれない言葉からすぐに「原子力村」を想像した。「労働ムラ」とは、厚生労働省に設置されている委員会のことを指す。労働側、経営側ともに同数の委員を選出して、雇用労働問題に関する委員会を構成しているのだが、日経によると連合選出委員のこともあってこの委員会が本来的機能をはたしていないという。ある委員は報告書をまとめる最終段階にはいって、辞表を提出し、茶番で出来レース的なものだったと受け取れる趣旨を語ったという。

連合と言えば言わずと知れた労使協調路線をひたはしる日本最大の労働組合組織。経営側から儲かっていないからベースアップどころか給与削減が提示されて以来、「賃上げ」要求を断念。その陰で、企業は正規職員を非正規労働に置き換え、人件費削減でぼろ儲け。こうした流れが今日まで延々と続いている。

非正規労働が全労働者の3割を占めるまで拡大した背景にこうした公的機関での関係や、財界、政界、労働界のつながりがあることをあらためて考えてみる時期にあるのでないだろうか。

新聞記事には、そのほかにも気になる点として「40歳定年制」のことが掲載されていた。いずれにしても何が起ころうとしているのか将来に備えて注視する必要があると思わせる記事だった。

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社会保障と税の一体改革・消費税増税反対宣伝行動

12年06月7日 yoshioka

岡山県人権連などで構成しいる「岡山県社会保障推進協議会(県社保協)」では、この問題について国会審議入り前から緊急事態として、多くの人たちに「社会保障と税の一体改革」と称する改悪の中身を具体的に知らせようと、JR駅頭宣伝、市街地宣伝、昼休み反対デモなどを「県下一斉統一行動」として提起、6月6日も一日を通して反対宣伝行動が行われました。

これと連動して、6月4日~8日にかけて、岡山県下すべての自治体での宣伝行動を実施しているところです。この取り組みは、地域社保協などに呼び掛け毎日2つのコースに分かれて宣伝カーで宣伝し、市街地や住宅街、役場前などで7~10分程度のスポット宣伝を行ってきました。

人権連からも3つのコースに参加して、マイク片手に訴えました。私の参加した昨日の高梁市・新見市・新庄村のコースは、高梁市社保協メンバー2人と落ち合って、午前9時に高梁市役所前でのスポット宣伝を皮切りに高梁市内を有漢、成羽、川上、備中と移動してスポット宣伝。昼に高梁市役所へ戻り高梁の皆さんとここでわかれたのち、昼食もそこそこに高梁市を後にして、阿新社保協メンバーと合流する前に、まずは新見市正田と哲多でスポット宣伝。午後2時前に新見の仲間たち11人と合流して新見市役所前でスポット宣伝。市街地数か所で宣伝した後、広島方面へ出発。神郷、哲西を経たのち、反対側の大佐でもスポット宣伝。午後4時過ぎ、ここで新見の皆さんとわかれて宣伝カーは一路山越えを決行してこの日最後の訪問地である新庄村へ夕方5時前に到着。すぐにスポット宣伝。

ここで少し休憩。実に休憩らしきものはこのときだけ。その後、宣伝しながら鳥取県を経由して一路新見市千屋へ向い、黒毛和牛のふるさとである新見市千屋でスポット宣伝。スポット宣伝をすべて終えて、国道180号線を南下、新見市街地経由で高梁市役所まで宣伝、この日の宣伝行動を終えたのは夜7時。ここで解散。いったい何キロ走ったのかという強行軍でした。

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解放戦士之碑にお参り

12年05月7日 yoshioka

碑みんなで岡山市内、小高い山の中に、あまり人に知られることなくひっそりとたたずむ「解放戦士之碑」に国民救援会、治安維持同盟の人たちとお参りに行ってきました。お弁当をもって、着いたらみんなで草むしりをして、碑が設置された当時のことや埋葬されているプレート版のことなどを改めて聞く機会となりました。碑は実に立派なもので、裏面には1969年建立と記してありました。国民救援会と治安維持同盟は、毎年4/29に掃除をしてお参りをしています。こうした歴史ある碑を継承していくことの大切さをお弁当をみんなで食べながら、あれこれと話し合いました。蕨があちこちに生え、小鳥がさえずり、早くもセミの音が。

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メーデーと憲法公布記念日

12年05月5日 yoshioka

5/1のメーデーと5/3の憲法公布記念日の「輝け!日本国憲法」集会に参加してきました。メーデーは、岡山県庁向いの旭川河川敷で県中央メーデーが開催され、各団体からの訴えや寸劇が行われた後、市内をパレード。朝の早いうちは県北は雨模様でしたが、岡山市内は晴天。この日は、県下各地で地域メーデーも開催されました。人権連メンバーも元気に参加。

5/3の三木記念ホールでの「輝け!日本国憲法」集会は、600人が参加。山口岡山大学名誉教授が実行委員会を代表して冒頭挨拶。詩人会議による詩の朗読、合唱団のコーラスの後、歌手の沢知恵さんが「アメイジンググレイス」「こころ」など数曲を自らピアノを演奏しながら熱唱。歌の合間に、憲法や人権にからめて、歌に込めた思いを語ってくれ、場内も一緒に大合唱となりました。沢さんのコンサートに続いて、ダブルメインの詩人のアーサー・ビナードさんが登壇。ビナードさんは、各地で様々な講演会を行い、時には自らの思いとは裏腹なとらえ方をされたりしたことは、ネット情報などでしっていましたが、この日の演題は「ヒロシマとフクシマ、どっちが遠い」というものでした。

彼は、参加者に広島と長崎の原爆で使用された核兵器の構造上の違いを簡単な図解を使いながら解説。当時、アメリカがなぜ、原爆投下を急いだのかもわかりやすく解説。思っていた以上にとても面白くて、ユーモアとウィットに富んだ彼の講演会となりました。

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岡山県人権連第9回総会を終えて

12年04月23日 yoshioka

4月22日、岡山市内で第9回県連総会を開催。昨年に引き続き、「東日本大震災支援」バザーなども行われ、大盛況のうちに総会を終えました。

9時30分からはじまった総会では、1年間の活動の総括が行われ、これからも地域を人権の視点で見直し、東日本大震災、福島原発事故の教訓を地域防災等に活かしながら人権連運動を展開していくことが確認されました。この日は、東日本大震災・福島原発問題で岡山に避難している方からお話しを聞くことになっていたものの、アクシデントで中止に。残念ながら又の機会ということになりました。

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