映画「橋のない川」第1部を久しぶりに鑑賞
14年07月7日 yoshioka
毎月、民主会館で開催している「若者と学ぶ部落問題解決の道筋」学習会を7月5日に行いました。この日は、今井正監督作品の映画「橋のない川」第1部を鑑賞しました。この映画は、住井すえさん原作「橋のない川」を映像化したもので、1部と2部という構成になっています。今は亡き名優たちの演技もみごとで、あらためて昔ね学校の体育館で見た当時の事を思い出しました。明治・大正時代における部落問題の実態や人々の営み、人と人のつながりや生きることの意味なども随所にちりばめられた作品だとあらためて感じました。
私たち岡山県人権連は、その前身である全解連やそのまた前身である正常化連、旧部落解放同盟統一時代、そして戦前の全国水平社の時代から部落問題解決のために長年にわたって取り組んできました。私たち運動団体側だけでなく、行政、議会、教育の歩み、国民全体の理解と支援のなかで、一部に様々な問題やいまも特別な行政を続けようとする自治体や教育がみられるものの、全国的視点に立ってみたとき、社会問題としての部落問題は基本的に解決したといえる時代を迎えました。
こうした運動の歴史の中でこの映画の上映運動をめぐって様々なトラブルもありました。それらのことも思い起こしながらの今回の映画「橋のない川」の鑑賞でした。