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自然の脅威【大震災と台風12号の猛威】

11年09月8日 yoshioka

早いもので東日本大震災から6ヵ月が経過しようとしている。大震災と同時に発生した津波被害や福島原発事故もあり、全国的に地震と津波を想定した自治体防災計の見直しや、住民自身の手による安全マップづくりもはじまっている。

そうした中で、台風12号は全国各地で猛威をふるった。その爪痕はあまりにもひどく、本州では台風の東側にあたった和歌山、三重、奈良を中心に四国・中国地方の広範囲で河川の増水、氾濫、土砂崩れ、ため池の決壊、満潮時高潮による浸水など、被害は死者・行方不明を含めて判明しているだけで100人を超える大災害となった。

岡山県下でも一級河川の高梁川、旭川、吉井川が軒並み増水し、各地で決壊が心配された。県南では倉敷市児島地域で土砂崩れや床下浸水、ため池からの氾濫などがあり、岡山市でも一時23万人以上に対して避難勧告が発令される以上事態となった。

全国的に自治体が東日本大震災などの教訓から防災計画を見直している最中の出来事であり、和歌山などでもこれほどの大雨になるとは想像もできなかったと、改めて防災計画の練り直しが必要とされる事態となった。こうしたことは、岡山でも同様のこととして受け止められなければならない。

台風12号は、台風の形をくずしたものの、日本海の前線と連動して、北海道などでもその猛威をふるい大きな被害をもたらした。東日本大震災、台風12号被害、自然の脅威をまざまざと目の当たりにして、私たちはもっと謙虚に、もっと地域の安全・安心に関する対策をきちんと立てなくてはならないのではないだろうか。

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