| 岡山県地域人権運動連絡協議会 | 全国人権連 |

原水爆禁止世界大会の日におもう

11年08月6日 yoshioka

8月6日、いわずとしれた原爆が広島に落とされた日。今朝早くから広島市平和公園慰霊碑をはじめ、市内各地に残る数多くの慰霊碑をおとずれ献花する人、折鶴をささげる人の行列がたえまなく続く。毎年恒例の鎮魂の営みである。

この原爆投下の犠牲者を鎮魂する8月6日、そして9日の長崎への原爆投下をけして忘れてはならないことはいうまでもない。8月15日敗戦とあわせて原爆投下の犠牲者や日本が大陸・アジア各国へ大規模な軍事展開を行い、各地で多大な犠牲者や日本兵そのものも犠牲にした軍国主義の暴走をけして忘れてはならないのである。戦争という惨禍を子どもたちに再び経験させることのないように、8月には全国各地で「平和」「戦争」「原爆」について考える平和学習が行われてきた。

しかし、広島では、世羅高校の校長が自殺した事件を契機に、文科省は「解同」の教育介入の是正だけでなく、この機会を利用して新教育指導要領のがんじがらめの統制をかけていった。その結果、それまで行われてきた「平和」に関する教育も教職員組合の「運動」だとして徹底した排除を行ったといいます。

結果いまでは、広島の小学生の中には原爆のことも戦争のことも、広島でたくさんの犠牲者が出たことも知らない子どもたちが増えているという。極端から極端へ。不正常から不正常へ。福島原発で全国に広がる放射能汚染問題。広島は、子どもたちへ何を伝えようとしているのか、教育のあり方が問われているように思える。

分類・ 備忘録 |

コメントをどうぞ

Please note: Comment moderation is enabled and may delay your comment. There is no need to resubmit your comment.