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三月に向け急増傾向にある路上生活者をどう支援するか

09年02月12日 yoshioka

岡山県人権連も団体加盟している岡山県社会保障推進協議会(県社保協)は、雇用情勢の悪化や相次ぐ社会保障制度の後退によって、岡山県内で路上生活を余儀なくされている人たちへの支援相談会を2月と3月に開催するにあたり、25日夜、各団体代表が4班に分かれて、岡山駅、運動公園、城下公園などの周辺で訪問活動を行いました。

路上生活をしている方々への支援は、岡山では6年前からキリスト教会関係を中心に組織化されている「野宿者を支援する会」というところが毎週日曜日にボランティアの人たちを組織して取り組んでいることは有名です。

私たち岡山県社保協は、そういった方々の支援活動とは別に、野宿者を支援する会からもアドバイスを受けて今回の活動を計画。健康状態のチェックや何を必要としているのか、実態調査をし、その内容をまとめた上で、県社保協として独自に取り組めること、他の多くの団体と連携して取り組むことをはじめ、今後、自治体などにも必要な提案・交渉もしていきたいと考えています。

以下は、5日の夜の活動と7日の夕方の取り組みの様子です。5日夜9時以降からはじめた訪問活動では、「おにぎり」「お茶」「携帯カイロ」を携え、7日の支援相談会・炊き出しの案内チラシを持参して、いろいろなところを歩き回りました。結果20人の方とお会いすることができました。突然の差し入れ訪問にびっくりされるなか、皆さん口々に「ありがとう、助かります。いかせてもらいます」と差し入れを受け取っていただきました。

7日夕方の支援相談会では、豚汁、炊き込みご飯、携帯カイロを用意し城下地下での支援活動が行われました。1800~の約1時間に40数名の方が訪れ食事をされ、また生活相談、健康相談を受ける方もおり、中には親子で路上生活をしている方や派遣切りによって路上での生活を強いられている方もおられました。この活動に県人権連事務局からも2日間で5名が参加しました。

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