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真庭市で2つの学習会に行ってきました

08年12月15日 yoshioka

13日と14日の2日間、まったくの偶然ですが、真庭市の北房町人権問題研究会と人権連真庭の会で学習会が連続して行われ、両会場で講演する機会を得ました。

13日は14時から北房で、地元の議員さん(研究会会長)をはじめ、会員の人たちを前に、今日の人権状況をめぐる課題についてお話しさせていただきました。ここでは特に新自由主義思想が今日の様々な人権をないがしろにする雇用や社会保障の改悪を行ってきたことに対して、うなづきながら聞いてくれた人たちが多かったというのが印象的です。また北房では、地元で急なお葬式があったり、20日間も行方不明になっている方の捜索隊として参加しなくてはならないなど、皆さん忙しい合間の学習会となり、こちらの方が恐縮しました。講演後、後期高齢者医療制度問題の中身や国保の資格証問題などをはじめ、合併した後の町の課題や現況などについて1時間程度、意見交換。それにしても行方不明の方の安否が気になります。

翌14日は、10時から久世で日中友好協会(岡山)の事務局長で、岡山の中国残留孤児訴訟を支える会の事務局長をしている小林軍治さんと2人が呼ばれて講演。小林先生は、大学卒業後、すぐに勝山高校に教師として赴任したこともあり、当日集まった人権連真庭の会の事務局をはじめ古くからの知り合いばかりを前に、当時の思い出を交えて部落問題と教育の両面から講演。その後、私が全解連運動から今日の人権連に至る過程のおさらいと人権連運動の今日的課題などについて、県民ビラやいま全国で取り組んでいる教育署名等について報告提起しました。ここでは食事をとりながら3時間程度、労働組合運動や社会運動、宗教と部落問題等、多方面にわたるお互いの意見を出し合うこととなりました。関西方面から団塊の世代をはじめ、色々な人が地元にUターンやIターンしていて、真庭の人権連組織にじつに様々な経験をもつ人たちがそろったものだという感想をもつこととなった一日でした。

分類・ 啓発 |

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