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岡山県国民保護訓練(実動)見学してきました

08年11月19日 yoshioka

班長会議、ライン外は見学者手前は評価員

本日、13時から岡山県庁で行われた「平成20年度岡山県国民保護訓練(実動)プログラム」に基づく実動訓練を見学してきました。主催は、内閣官房・総務省消防庁・岡山県。県下38団体、500人規模で開催されたとプログラムには掲載されていました。この500人とは別に、浦安体育館での避難訓練に120人の現地町内会の人たちもいるということなので、実質620人規模ということになるようです。訓練の開催場所は、①岡山県庁ファックスは何度もエラー音が(1Fの緊急対処事態対策本部、9Fの本部連絡事務所)、②津島の県総合運動公園グランド、③浦安の県体育館の3会場。訓練は、13時ジャストに県営グランドで科学兵器(サリン)がテロリストによって散布され、多数の死亡者やけが人が出て、犯人グループが船で児島湖周辺に逃走したという設定。

私は、県庁に見に行ってきました。9Fの会場では、巨大スクリーン県営グランドの状況を映し出し、13時05分に、「テロが起き負傷者が出た模様」という第一報の電話連絡を受けて、班長会議を行った後、情報収集を行い被害状況を13時20分過ぎから取りまとめはじめるという流れで進められました。色々と班編成をしていたようですが、なんだかのんびりしたムードで緊迫感はない訓練でした。民主党の議員さんなども見学にきていたようですが、途中で見えなくなりました。別の見学グループの報告によると、県営グランドでの訓練には岡山大学の学生たちも動員されたようです。中には化学剤を散布されたという設定のため、寒風の中、放水洗浄された役の人はさぞ寒かっただろうとのことでした。

今回の経費は約600万円ともいわれています。その割にはなんだかよくわからない訓練でした。訓練を視察する評価員は、総務省消防庁や内閣官房の制服組。県庁にはあまり、自衛隊の姿はみられませんでした。14時30分頃に2人の隊員が迷彩服で会場を視察し写真を撮っていましたが、訓練場所には立ち入ることはせず、一般の見学者と同じライン外からの見学といった様子。掲載している写真は、県庁9F会場の訓練風景。

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