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今度は「牛乳」が店頭から消える危険性も

08年07月11日 yoshioka

ガソリン・軽油・灯油がすごい勢いで値上げされつづけている中、麦やとうもろこしなど穀物についで、岡山名産のマスカット生産も大変な状況です。石油製品とバイオ燃料の資源となる穀物相場に引きずられる形で、乳製品も値上げが生産者を直撃しています。

チーズがなくなる、バターがなくなる中で、ケーキ屋さんも大変だということですか、スーパーの店頭からどんどん牛乳が減っていることが気になります。新婦人新聞でも一面で大きく取り上げられていますが、「牛乳」は減って、「加工乳」は増えているということです。牛乳は成分無調整なものだけにつけられるものです。

ところで海外から輸入されている乳製品の原料には、発がん性が懸念され日本国内では使用されていない ”遺伝子組み換え成長ホルモン” が使われていることはご存知ですか。

食品偽装・表示偽装が相次ぐなか、原材料がどこの何か、よく確認することが重要です。もっともそれ自体が偽装されていたらよくわかりませんが。(どうすれば偽装を見破られるか私にもわかりませんが)

牛乳生産農家はかつて全国で50万戸以上あったが、今日では2万数千戸程度ということです。ほとんどの加工乳製品は海外に依存する理由は、国内の生産農家の買取価格を国が仲介せず、農家とメーカーの直接取引としたためです。米価とあわせて、子どもたちの給食などにも欠かせない安心・安全・新鮮な牛乳は、そのうちスーパーの店頭から姿を消すかもしれません。急に牛は乳を出すことはできないのです。米も急に増産できないのです。

これも日本の農政・自給率と大きく関連した内容として重要です。

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